アキラです。収納家具専門店に入社して2年。新婚生活も2年目。良き収納プランナー、良きダンナとして、いつも元気と勇気で公私ともに前向きに!

収納プランナーの仕事というのは、すっきりキレイな部屋づくりを収納から考えて、住まいと暮らしがますます好きになるような収納プランをお客さまに提案することです。

さて、明日は書斎のプランを提案します。

ショップの書斎展示にひと目惚れしたOさまは、家具を設置するだけで工事なしで書斎ができるんだね、長年の夢だった男の城をつくれるんだね、と。愛用のマーティンを置いて、好きな音楽と池波正太郎を楽しむ空間をリビングの一角に設けようということで打ち合わせをしたお客さまです。

「自分の書斎ができたら、絵を描いたり曲が作れたりするかも」と、Oさまは嬉しそう。僕もギターを弾くので話が弾んで、ノリにノッてプランしました。若干の予算オーバーですが、このプランは自信作です!

閉店後、打ち合わせから帰ってきた店長のS子先輩にプランと予算書のチェックをお願いすると、

「うーん、41点。ぎりぎりかな。ここからまだまだ詰めなきゃだね。まあ打ち合わせはこれで乗り切って、次に満足できるプランを目指そうか」

自信満々ノリノリの僕は、5秒で撃沈。 さらに、

「それからアキラくん、若干だからといって予算オーバーを軽く考えるのは大間違いだよ」

と、とどめを刺されました。歯に衣着せぬS子女史。ぜったいサ●に違いない。 でも、仕事の話以外のときは、ぽわんとしたところがあって可愛いんだよな~。

自宅に帰る総武線に揺られながら、打ち合わせまでまだ18時間あるぞ。アキラ、考えろ、考えろ、考えろ、考えろ。 しかし、考えろと自分に呼びかけても新しいアイデアは浮かばず。浮かない気分のまま、ノーアイデアのまま自宅に到着。

家の中で沈んではいられない。そめちゃん(奥さんのこと)の前では元気にふるまいながら、おいしい晩ご飯をいただいていると、

「アキラくん、なんかあったんだね。元気が41点だよ」

って、何でわかるんだろう? 結局、今日の僕のダメっぷりをそのままそめちゃんに話すと、

「うん、リビングの一等地にそんなこもり処をつくっちゃダメだよ。たとえOさんとOさんの奥さんがオッケーと言っても、それは本当のオッケーじゃないんだよ。

寝室がいいよ。結構広いし、もともと寝室別室なんだから。ここが寝るのと着替えるだけの空間じゃなくなるっていうのが答だよ。本棚を低めにすれば予算オーバーも解消するんじゃない。

ねえ、アキラくん。予算ぴったりの提案と、おつりがくる提案、どっちが嬉しい!?」

そめちゃん、すごい! 収納プランナーみたいだよ。これじゃ僕の立場がなくなるってことなんだろうけど、そこはなるべく考えないでおこう。 とにかく、そめちゃんに元気と勇気とアイデアをもらって、僕の元気は100点に回復。

明日は早めに出勤して、Oさんへの提案

プランを修正。 「ベッド脇に居心地の良い一坪書斎を」

これでいこう。きっと喜んでもらえるはず。アイデアが決まればしめたもの。プランデータの修正や見積り書の作成は、先輩にも引けをとりません。

そめちゃん、明日は1時間早く起こしてください!