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収納プランナーのアキラです。新婚2年目、収納家具専門店に入社して2年目。前向き・上向き・ひた向きをモットーに、公私ともに365日はりきってます。

最近肝に銘じているのは、「お客様の目」で考えること。

良かれと思って一生懸命考えたことでも、いつの間にかメーカーや販売側の理屈が立って独りよがりのプランに陥りますから、そのへん要注意です。akira01

いま担当しているのはご夫婦二人暮らしで、ダイニングスペースを有効に使うために当店のテーブル一体型の壁面収納に目をとめたという30代女性のお客様です。

お話を聞かせていただくとロイヤルコペンハーゲンステルトンラギオール、食器やキッチンウェアにはだいぶ凝っていらっしゃるようす。

RoyalC
Stelton
Laguiole

そこで、お客様の目線で考えたコンセプトは、「エレガントなギャラリーダイニング」。

食器やキッチンウェアを美しく並べて見せる収納。われながらグッジョブです。

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提案プランをN先輩に見てもらったところ、きりりとした目線で2.5秒見つめられて、ノーコメント。

無駄な言葉を発しないN先輩の無言は、その瞳がどんなに麗しくてもNGという意味です。

「アキラ君のプランはお客様の目で見てないよ。打ち合わせまでまだ二日もあるから」nami

先輩のありがたいアドバイスに感謝しつつも、今日のところは駆逐艦アキラ、大破です。

お客様目線という言葉がトラウマになりそう。帰宅途中の総武線の車両に、僕の壊れそうな心が揺さぶられます。

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家で疲れた顔は見せまいと、そめちゃんこと愛する奥さんに迎えられてわが家のダイニングにつくと、今日の晩ご飯は中華。いっただきまーす!

アキラ「いつもより本格派な味だね」

そめちゃん「アキラくんが欲しがってた山田の中華鍋を買ったの」

YAMADA

アキラ「野菜がシャキッとしてて、おいしい!」

そめちゃん「でしょ。アキラくんもシャキッと元気出さなきゃ」

アキラ「あれ、何にも言ってないよ」

そめちゃん「見たらわかるよ。シューマイ食べて乗り切ろう!」

アキラ「ハオチー!」

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やはり顔に出ていたようです。そめちゃんに隠しごとはできません。食事のあと、ちょっと難航していることがあってねと、今日の出来事をかいつまんで話すと、

 

そめちゃん「ダイニングは女の書斎みたいなものだからね」

アキラ「そのお客さん、在宅で翻訳の仕事をしているんだけど、パソコンデスクを持ってるって言ってたな……」

そめちゃん「壁に向かってパソコン打つだけじゃ息がつまるよ。大きなテーブルの方が気分がのるときもあるし、資料をひろげるときもあるでしょ」

アキラ「働く女性の書斎かあ——」

そめちゃん「私はキャンドルづくりをするとき、ダイニングを趣味のアトリエにしてるよ」

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食事だけでなく、仕事にも、趣味にも。ダイニングは女性の城なんだ! 目からうろこ。アキラ、開眼。

糸口をつかんだ確かな手応えを忘れないうちに、さっそくプランの変更だ!

そめちゃん、明日は1時間早く起こしてください!

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